
お茶を飲むと熟睡できる?
あなたは最近お茶を飲んでいますか。
私はお茶、特に緑茶が好きなのですが、食事の後の緑茶は至福のひと時です。
お茶をよく飲んでいるせいか、毎日ぐっすりよく眠れています。
お茶に含まれるテアニンという成分が、睡眠に良い効果を与えているからなのでしょうか。
しかしお茶にはカフェインが含まれています。
それなのに、不眠気味という人にお茶は熟睡できる効果があるのでしょうか。
テアニンにリラックス効果がある
食後にお茶を飲む文化は昔からありますが、体にも良い影響を与えます。
お茶は血糖値の上昇を抑え、脂肪が体に吸収するのを抑える効果があるといわれます。
そればかりか、お茶を飲むとほっと気持ちが安らぐような感覚になりますね。
これはお茶に含まれるテアニンに、リラックス効果があるためだといわれています。
テアニンは特に緑茶に多く含まれているのですが、アミノ酸の一種でうまみの元ともいえます。
お茶といえばカテキンですが、カテキンはテアニンが変化した成分なのです。
テアニンは筋肉の緊張を緩め、血管を拡張する作用があるため、摂取するとリラックスできるのでしょう。
このようにリラックス作用のあるテアニンですから、睡眠にも良い影響を与えてくれます。
テアニンを摂取するタイミング
寝つきが悪い、夜中に何度も目を覚ます、朝すっきり起きれないという人はテアニンを摂取してみると良いでしょう。
テアニンは何も寝る前に摂取しなくても大丈夫、一日好きなときに摂取すれば良いのです。
睡眠薬のように、昼間に飲んでからといって、眠気が襲ってくることはないので安心してください。
もちろん寝る前に飲めば入眠効果も期待できますから、寝る1時間ほど前に摂取するのもおすすめです。
お茶のカフェインが睡眠を阻害する
しかしお茶にはカフェインが含まれています。
テアニンが神経を落ち着ける作用があるとはいえ、カフェインには神経を興奮させては意味がないのではと思ってしまいます。
確かにその通りなのですが、テアニンにはカフェインの神経を興奮させる作用を抑制することができるようです。
ですからコーヒーを飲むよりも、カフェインの覚醒作用はないのかもしれません。
とはいえカフェインが入っているわけですから、寝る前にお茶を飲むと人によっては眠れなくなる人もいるでしょう。
それにお茶には利尿作用がありますから、寝る前にお茶を飲むと、夜中にトイレに行きたくなって、熟睡できないかもしれません。
テアニンを効率よく摂取するならサプリメント
こう考えると、必ずしもお茶が睡眠に良い影響を与えているとは言えなくなってきます。
人によっては、お茶を飲むことでかえって睡眠の質が低下するかもしれません。
ですからテアニンを効率よく摂取し、よりリラックス効果を享受するにはお茶よりもサプリメントがおすすめというわけです。
サプリメントを飲むことに抵抗があるという人もいるでしょう。
しかしサプリメントは健康補助食品ですから、睡眠薬のように体に害があるわけではありません。
それでも心配という人は、カフェインの入っていないお茶を選んでみてはいかがでしょう。