アトピーは遺伝だけでは発症しない

汗
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アトピーと遺伝の関係

アトピー体質は遺伝的体質、つまり親のアトピー体質が強く影響していることが考えられます。

しかし親がアトピー体質だからといって、子供も必ずアトピーを発症するわけではありません。

 

遺伝的要因がアトピーの原因であったとしても、それよりも環境的要因のよるところも大きいのです。

またアトピーの遺伝的要因が原因で生じるのはアトピーだけではなく、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症などさまざまです。

遺伝の予防としては、アトピー体質であることを避けるための遺伝子操作が考えられますが、現実的ではありません。

それよりも生まれてから成長するまでの環境整備でアトピーの発症を抑えることが大切なのです。

 

つまり生活環境や生活習慣を改善することが重要だということになります。

アトピーを発症するのは、アトピーの原因であるアレルゲンがアトピー体質の人の体内に侵入したときなので、このアレルゲンにどう対処するかということです。

 

つまりアレルゲンを避けることです。

食べ物が原因であるならば、その食べ物を摂取しないようにします。

 

また赤ちゃんがアトピーである場合、直接アトピーの原因である食べ物を摂取しなくても、親が摂取していれば、母乳を通してアレルゲンを赤ちゃんに送り込んでしまいます。

それからダニやカビなどのハウスダストがアトピーの原因であるならば、掃除や換気をして清潔な状態を保つようにします。

 

また皮膚のスキンケアをして、皮膚のバリア機能を強化することも効果があります。

アトピーの原因は遺伝よりも、環境的な要因であることが多いので、食習慣や生活環境を見直し、アトピーの原因を取り除くように改善することが大切なのです。

 

煙草とアルコールで悪化する

タバコやアルコールを摂取すると、皮膚がかゆくなり、アトピーは悪化します。

アトピーは免疫反応である抗体の働きが関わっていますが、タバコはアレルギーの原因といわれるIgE抗体を作りだします。

 

IgE抗体は体のあらゆる部位でアレルギー反応を起こすため、当然皮膚でも炎症を起こし、アトピーの原因となります。

またタバコの煙には約4千種以上もの化学物質が含まれていますが、煙が皮膚に触れると、皮膚の免疫機能を混乱させ、アトピーのアレルギー反応を起こします。

 

喫煙所などで皮膚が乾燥するのもこのためです。

皮膚が乾燥すれば、アトピーも悪化します。

 

タバコを吸うと体内に活性化酸素が発生し、皮膚を老化させます。

老化した皮膚は乾燥しやすくなったり、ターンオーバーの頻度が減少していきます。

 

皮膚は常に新しい細胞を作って、古い角質が取り除かれるのですが、この働きをターンオーバーといいます。

タバコによって老化した皮膚はこの働きが低下し、なかなか新しい細胞が生成されません。

 

また、アルコールを摂取すると体温は上昇しますが、体温が上昇すると皮膚の温度も上昇し、炎症部がかゆくなります。

アルコールは体内でアセトアルデヒドに変化しますが、このアセトアルデヒドによってヒスタミンが放出され、アトピーのかゆみを悪化させます。

 

アルコールは酵素によって分解されるのですが、この酵素の働きが弱いとアセトアルデヒドは分解されずにアトピーの原因となるのです。

アトピーを悪化させるアルコールやタバコはやめたほうがよいでしょう。

 

食品添加物も要注意

食品添加物や野菜の農薬などの化学物質がアトピーの原因となることがあります。

食品添加物を含んだ食品を加工食品といいますが、これらは食品を長持ちさせたり、味を調整したり、見た目をよくするために使用されます。

 

食品添加物には、着色料、酸化防止剤や保存剤などの防腐剤、甘味料、香料、農薬などがあります。

これらはインスタントラーメンや菓子、清涼飲料水、調味料、ビール、化粧品、アイスクリーム、チーズ、バターなど多くの食品に含まれています。

 

品質表示をよく見ることをおすすめします。

ひとつひとつの食品に入っている添加物は微量ですが、毎日摂取すれば、体内に入る添加物も相当な量になります。

 

食品添加物はそれ自体がアトピーの原因にもなりますし、体の免疫機能を混乱させて、免疫力を低下させます。

食品添加物などの化学物質が体内で異物と判断されて、アレルギー反応を起こし、アトピーを発症することもあるでしょう。

 

無添加の食品や無農薬の野菜を摂取できるのであれば、そのほうがアトピーを発症又は悪化する可能性を低くすることが出来ます。

しかし、現代においては加工食品にあふれていますから、上手に付き合うことも重要になってくるでしょう。

 

食品添加物を含んでいるからといって、すぐに体の害になるわけではありませんから、過度に摂取しないようにすることが大切です。

また野菜を調理前に念入りに水洗いするのも、農薬を取り除くことができるので効果的です。

 

現在は自然食品ブームですし、インターネットの普及で簡単に無農薬・無添加の食品を購入できますから、こういった商品を取り寄せるのもおすすめです。

アトピーを発症している場合は、できるかぎり無農薬、無添加の食品を摂取するよう心がけてください。

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