魔除け?玉ねぎを軒先に吊るす理由とは

玉ねぎ
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玉ねぎの歴史は長い

玉ねぎは現在日本だけでなく、欧米からアジアまで世界各国で栽培されている野菜です。

豊富な栄養を含む玉ねぎは昔から重宝されていました。

その歴史は数千年に及ぶとされ、西アジアで発祥されたようですが、古代エジプトではピラミッド建設の労働者の貴重な栄養源でもあったようです。

あの大きなピラミッドを人の手だけで建てたといいますから、おそるべき玉ねぎパワーといえるでしょう。

ミイラの手に玉ねぎが握らされていたことから、当時の人々がどれだけ玉ねぎを崇拝していたかが分かります。

ヨーロッパでは玉ねぎを食べるだけでなく、魔除けにも用いており、軒先に玉ねぎが吊るされているのをたまに見かけます。

ちなみに日本で玉ねぎが入ってきたのは意外と遅く、江戸時代に入ってからと言われていますし、実際に栽培されたり、食用として用いられるようになったのは明治時代だそうです。

日本でも魔除け的意味合いで玉ねぎが使われることがあり、神社やお寺の柱の上に擬宝珠と呼ばれる装飾が施されることがありますが、この形が玉ねぎそっくりなのです。

有名な「大きな玉ねぎの下で」の玉ねぎも日本武道館の屋根の上に付けられた擬宝珠のことを表しているようですが、ご存じでしたか。

古代ヨーロッパでは現代のような医療技術も科学技術もありませんでしたが、玉ねぎの薬効成分を身をもって実感していたのでしょう。

神秘の食べ物として崇められていたようです。

玉ねぎを吊るすと日持ちする

たまに農家などで軒先に玉ねぎを吊るしてある光景を目にすることがありませんか。

慣れない人は異様な光景で、何かの魔除けかと思ってしまいます。

もちろん魔除けではなくて、玉ねぎを吊るすのは立派な保存方法の一つなのです。

実際に海外では魔除け的な意味合いもあったようですが、長期保存のための方法なのですね。

特に収穫したての玉ねぎは水分が多く、そのまま保管していては早々に腐ってしまいます。

新玉ねぎや紫玉ねぎはそんなに日持ちしませんが、一般に出回っている黄タマネギは比較的長期保存の出来る野菜です。

保管の仕方にもよりますが、1,2か月なら平気で持ちますし、常温保存可能ですから、保存食としてもタマネギは活用することが出来ます。

ただ玉ねぎは湿気に非常に弱く、長期保存するためには乾燥した状態を保つ必要があるのです。

タマネギを吊るすのは通気を良くして、湿気が溜まらないようにしているのですね。

日光や雨が当たらないように注意し、日蔭の通気の良い場所に吊るしておけば長期保存可能です。

ただ大量に玉ねぎを保管している農家ならともかく、一般家庭ではそんなに大量の玉ねぎを保管することは無いでしょうから、常温保存か、冷蔵庫に保存で良いと思います。

ちなみに玉ねぎが腐るとブヨブヨに柔らかくなりますし変な匂いもしますから、腐ればすぐに分かると思います。

その場合は食べずに捨ててしまいましょう。

またたまに玉ねぎから芽が生えることがありますが、じゃがいもと違って食べても問題はありません。

食べてみるとわかりますが、長ネギのような味がするので料理にも使えます。

ただ芽が生えるとタマネギ自体の栄養が芽に移ってしまいますし、本体の味も落ちてしまいますから、芽が生えない内に食べてしまうのが良いですね。

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