玉ねぎの栄養成分は?水にさらしてはいけない?

玉ねぎ
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玉ねぎの栄養成分

昨今では玉ねぎの健康効果が注目を浴びていますが、玉ねぎにはどんな栄養成分が含まれているのでしょうか。

玉ねぎも野菜ですから、食物繊維やβカロテン、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン、カルシウムやマグネシウム、リン、カリウムなどのミネラルが含まれています。

他の野菜に比べてビタミン類の含有量はそれ程多くありませんが、食物繊維やミネラルは割と豊富に含まれています。

玉ねぎはミネラルの中でもリンが豊富で、100g当たり33mgも含有されています。

リンはカルシウムと結合して、骨や歯を形成してくれますし、ビタミンB1やB2とともに糖質の代謝を促すので、ダイエットにも効果を発揮します。

しかし玉ねぎの高い健康効果はこれら食物繊維やビタミン、ミネラルではなく、硫黄化合物にあります。

硫黄化合物は玉ねぎの他にもにんにくや大根、ニラやネギなどにも含まれており、強い刺激臭と高い抗酸化作用に特徴があります。

硫黄化合物の中でも玉ねぎが多く含んでいる成分が、硫化プロピルと硫化アリルというものです。

硫化プロピルはリン同様、糖質の代謝を促す働きがあり、血糖値を下げるので糖尿病予防にも役立ちます。

さらにコレステロール値を下げ、血流を改善してくれるので、血栓の予防、動脈硬化や脳梗塞、高血圧といった血管の詰まりが原因の病気を予防することが出来ます。

硫化プロピルは加熱しても、成分が破壊されないので、生のまま玉ねぎを食べなくても栄養素は失われません。

その一方で硫化アリルは加熱すると失われてしまう成分ですから、生で食べた方がたくさん摂取できる硫黄化合物です。

硫化アリルの作用としては、ビタミンB1の吸収促進、抗菌、殺菌作用があり、疲労回復、風邪やインフルエンザなどの病気予防に効果が期待できます。

玉ねぎの辛みを消すために水にさらす人がいますが、硫化アリルは水で溶けてしまうので、水にはさらさない方が良いでしょう。

それから何といっても、玉ねぎの皮にはケルセチンというポリフェノールが豊富です。

ケルセチンは抗酸化作用が高く、体を錆びさせる活性酸素を除去してくれますから、玉ねぎは皮ごと摂取したいものです。

皮ごと玉ねぎを食べる場合は、水でよく洗い、煮込み料理に使うと美味しく食することが出来ます。

さらに皮ごと加工したサプリメントも販売されているので、皮ごとだと食べづらいという方は一度お試しください。

玉ねぎを水にさらしてはいけない?

結論から言いますと、玉ねぎは水にさらしてはいけません。

玉ねぎの有効成分である硫化アリルは水溶性なので水に溶けてしまうからです。

新玉ねぎは割と甘味が強いのでそのまま食べても大丈夫なのですが、サラダに使うときなど玉ねぎを生のままで食べると辛味成分がとても強く残っています。

個人的には玉ねぎの辛味は好きなのですが、小さいお子さんがいるご家庭ではお子さんが辛くて食べられないということもあるでしょう。

でもわざわざ水にさらさなくても、空気にさらしておくだけで辛味は抜けていきます。

全体的に重ならないようにして、15分から30分も放置して空気に触れさせておけば栄養価もアップしますからやってみてください。

空気にさらしても血液をサラサラにする成分は消えませんし、ビタミンB1の吸収を促進する働きもアップします。

ビタミンB1を多く含む食べ物といえば豚肉を思い浮かべると思いますが、硫化アリルがビタミンB1の吸収を促すので、豚肉と玉ねぎは非常に相性が良いのですね。

その他にもレバーやうなぎ、きのこ類、豆類なんかにもビタミンB1は豊富ですから、玉ねぎと一緒に食べるようにしてください。

これは硫化アリルがビタミンB1と結合することでアリチアミンという成分になるからなんですね。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える作用があり、疲労回復などに役立ちます。

特に炭水化物を主食としている日本人にはビタミンB1は欠かせない栄養素なんです。

ビタミンB1は大量に摂取してもすぐに体外へ排出されてしまいますから、溜め摂りすることが出来ないのです。

ですからビタミンB1と一緒に玉ねぎを食べておけば体内に長く留まるようになり、効率が非常に良いわけです。

話がそれましたが、玉ねぎは水にさらさなくても辛味を除去する方法はあるというわけです。

栄養価を損なわないためにも水にさらすのは止めておきましょう。

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