
睡眠不足がニキビを引き起こす
ある日鏡を見たら、大きなニキビができていた、なんてショックですね。
寝る時間が遅かったり、睡眠時間が短いと、ニキビができ易いと思いませんか。
ニキビと睡眠、実は深い関係があって、睡眠不足だとニキビができ易いんです。
逆に夜更かししないで寝るようにし、睡眠が足りていると顔がきれいになりますよ。
ニキビができる原因
ではなぜ睡眠が足りていないと、ニキビができてしまうのでしょうか。
それは寝ているときに、お肌が新しく生まれ変わっているからです。
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、新しい細胞が作られ、古い細胞と入れ替わっています。
ターンオーバーといいますが、睡眠不足は成長ホルモンの分泌異常になり、ターンオーバーの周期を乱してしまいます。
その結果、古い細胞と新しい細胞がきれいに取って変わらず、未完成な細胞が残されてしまうことになります。
未完成な細胞ばかりではバリア機能も働かず、ニキビを始め、様々な肌トラブルを引き起こしてしまうわけです。
質の高い睡眠を取ろう
ではニキビができないためには、睡眠時間をたっぷりとれば良いということでしょうか。
もちろん睡眠はとらないより取った方が良いですが、ただ長ければ良いというわけでもありません。
睡眠の質といいますが、質の高い睡眠を取った方が成長ホルモンが十分に分泌され、お肌にも良いわけです。
ゴールデンタイムという言葉を聞いたことがあるでしょう。
夜の10時から夜中の2時までの4時間がゴールデンタイムと呼ばれます。
このゴールデンタイムの時間に寝ていた方が、成長ホルモンがたくさん分泌され、質の高い睡眠がとれるというわけです。
しかし最近では何もこの時間に寝なければいけないというわけではないという意見もあります。
何時に寝るかというよりも、就寝後3時間をいかにリラックスした状態で寝ることができるか、ということに主眼を置いた方が良いようです。
人は寝ている間にレム睡眠とノンレム睡眠を行ったり来たりしています。
このレム睡眠とノンレム睡眠が最初に訪れるタイミング約3時間の内で、いかに深い眠りにつけるかということが大事なわけです。
というのも寝始めて、最初に深い眠りに入っているときに、成長ホルモンがたくさん分泌され、お肌のターンオーバーが行われるからです。
睡眠の質を高める方法
では最初の3時間に深い眠りにつくにはどうすれば良いのでしょうか。
それにはリラックスできる睡眠環境を意図的に作ってあげることが大切です。
例えば下記のような方法があります。
- 明かりや音を消す
- 食事は就寝2,3時間前までにする
- 自分に合った寝具を使う
- 寝る前にパソコンやスマホを見ない
- 就寝1時間前に入浴する
明かりや音を消すとありますが、これは照明を消し、部屋を真っ暗にして、テレビなども消して寝ましょうということです。
当たり前のようですが、照明やテレビを付けたまま寝ている人も多いのではないでしょうか。
このような睡眠環境では、たっぷり睡眠をとっているつもりでも、眠りが浅くなっている恐れがあります。
それから自分に合った寝具を使うこと、合っていないと体に負担がかかってしまうからです。
例えば枕ですが、高さや硬さが合っていないと、頭や首、肩に負担がかかってしまいます。
また頭にフィットしなかったり、心地よいと感じる素材でなければ、不快感でストレスが溜まってしまいますね。
高い枕を買う必要はありませんが、少なくとも高さや素材だけは、自分に合った枕を使うようにしましょう。
それから寝る前の食事も避けなければなりません。
というのも人間は食べ物を消化するにも、エネルギーを使っているからです。
消化にエネルギーを使っている状態では、体もリラックスモードになりませんので、熟睡できません。
また、消化が不十分なまま体内に食べ物が残されることになりますから、それもニキビを作り出すことにつながります。
パソコンやスマホの光が、神経を興奮させ、覚醒作用があることは有名な話ですし、お風呂に入れば心身ともにリラックスできますね。
このように、寝る前にリラックスするためには、色々気を付けなければならないということです。
まただらだらと寝てしまったり、寝だめをすることも、体内時計が狂うのでおすすめできません。
ニキビを治したり、予防するには睡眠の質が高くなるような睡眠のとり方をしましょう。