塩まくらの寿命は意外と短い
昨今、綿やパイプの代わりに、枕の中に塩を入れている、塩まくらがあるのをご存じでしょうか。
熱がこもって温度が上昇するのを防ぎ、マイナスイオンによってリラックス効果も期待できます。
塩まくらは、夏も快適に眠ることができる快眠アイテムとして注目を浴びているのです。
しかし塩まくらはどのくらい使えるのか、使用期限が分からないという疑問もあります。
たまに塩まくらが固まってしまったという人もいるようですが、固まったら塩まくらはもう使えないのでしょうか。
また中に使われている塩はどんな塩でも良いのでしょうか。
塩まくらの使用期限
まず塩まくらの使用期限についてですが、一般的に1,2年ほどといわれています。
これは各メーカーが作っている塩まくらの寿命ですが、手作りの塩まくらだともっと短くなるでしょう。
塩は腐るわけではありませんが、湿気をたくさん吸ってしまうと硬くなってしまうのです。
そうするとゴツゴツして寝心地も悪くなりますし、湿気を吸ったり温度をうまく調節することができなくなってしまうわけです。
こうなると塩まくらの使用期限に達したと考えることができます。
このように塩まくらの寿命は意外と短いので、毎年買い替えるのがベターといえるでしょう。
自分で作っている場合は、中身の塩を入れ替えることで再利用することもできます。
塩まくらに使われている塩は
では塩まくらの中身に使われている塩はどんな塩でも良いのでしょうか。
どなたでもご家庭に塩があると思いますが、塩まくらの中に入っているのは、料理に使われているような塩ではありません。
塩枕に使われているのは天然塩といって、天日干しして乾かして作られています。
天然塩は、精製塩のように不純物を取り除いていないため、ミネラル分が豊富なのです。
ミネラル分が豊富な天然塩は、マイナスイオンもたくさんですから、リラックスして睡眠にも良い影響がありそうですね。
もちろん天然塩を使用していた方が使用期限も長くなりますし、高い健康効果も期待できます。
塩まくらが固まったら
塩まくらを放置しておくと、たまにカチカチに固まってしまうことがあります。
これは塩が湿気を吸ってしまっているためで、特に高温多湿の日本の夏は塩まくらがべたべたしたり、固くなることがあります。
一年ぶりに押入れから出したらカチカチだったということもあると思います。
こうなってしまったら、塩枕はそのままでは使えないので、天日干しして湿気を飛ばしてあげましょう。
ベランダや日の当たる風通しの良い場所で乾燥させてあげれば、再び元の状態に戻るでしょう。
定期的に天日干ししてあげれば、塩枕も長く使うことができます。