
寝る前の食事は睡眠を妨げる?
寝る前に食べると太るといわれますが、それだけでなく眠れなくなるってご存知ですか。
でもごはんを食べた後は眠くなるので、よく眠れると考えている人もいるようです。
確かにお昼ご飯を食べた後はウトウト眠くなってきますし、赤ちゃんもごはんの後はすぐに寝てしまいます。
実際のところ、寝る前の食事は睡眠に良いのか、それとも妨げるのでしょうか。
寝る前に食べると眠りが浅くなる
結論からいえば、寝る前に食べると、良い睡眠を得ることができません。
眠れないわけではなく、眠りが浅くなってしまうというわけです。
これは寝ている間も、胃腸が消化活動を続けるためだといわれています。
そればかりか、消化も不十分な状態で行われるため、朝方まで食べ物が胃の中に残り、胃もたれすることもあります。
寝る前に食べ物を食べても良いことなしというわけです。
空腹状態でも眠れない
でもお腹が空いた状態で眠りについても、逆に眠れなくなるということもあるでしょう。
これは空腹状態によって脳が覚醒状態になるためだといわれています。
つまり寝る前に食べても、空腹状態のまま寝ても、良い睡眠はとることができないのです。
ではどうすれば良いか。
理想としては寝る前2,3時間前には食事を済ませることです。
そうすれば寝る前にある程度消化が済んでいますし、空腹感を感じずに眠ることができます。
寝る前は消化に良いものを食べる
ただどうしても食べる時間が遅くなってしまい、寝る前に食事をせざるを得ないという人もいるでしょう。
その場合、できるだけ消化しやすい食べ物を食べることで、空腹感もなくなりますし、睡眠を妨害しにくくなります。
消化がしやすい食べものとは、例えばおかゆやうどん、納豆や豆腐、煮込んだ野菜やスープ類などでしょうか。
果物でいえば、バナナやりんご、カフェインの入っていない、温かい飲み物もおすすめです。
特にバナナは睡眠に必要な成分を生成するトリプトファンが含まれていますし、神経の興奮を抑えるマグネシウムなんかも含まれています。
消化も良いですし、バナナは快眠食材の一つといっても過言ではないでしょう。