
快眠の秘訣は枕選び
なかなか自分に合った枕が見つからない、いわゆる枕難民は多いようです。
寝つきが悪かったり、朝起きて首が痛い、疲れが残っている人は、枕が合っていない可能性もあります。
寝ている間中、重い頭を支えてくれるわけですから、枕は快眠のために必須アイテムといえます。
良い睡眠が毎日の活力を生みますから、枕選びは結構重要なんです。
オーダーメイドは不要!?
自分に合った枕はオーダーメイドで選ぶという人もいるでしょう。
もちろんオーダーメイドでも良いのですが、やはり高いですね。
それに正直オーダーメイドで作らなくても、自分に合った枕を見つけることは不可能ではありません。
オーダーメイド不要とは言いませんが、そんなに高いお金を払うなら、良い枕が買えるというわけです。
自分に合った枕の選び方
自分に合った枕は人それぞれ違いますが、共通するのは立っているときの姿勢をそのままキープできるような枕であるということです。
人それぞれ体格が違うので、当然同じ枕では合わないということになってしまいます。
人の背骨、そして首の頸椎は湾曲しているため、寝ているときに体と布団の間に隙間が生まれます。
特に首の頸椎と布団との隙間を埋めて、支えてくれるのが枕というわけです。
大切なのは枕の高さ
自分に合った枕は、この頸椎の隙間を絶妙に埋めてくれる高さであることが重要です。
枕の高さが自分に合っていると、寝姿勢も良くなります。
そして血流が良くなり、頭痛や肩こりといった症状も改善しやすくなります。
この頸椎の隙間の高さは体格によっても変わってきますが、体格の違いほど大きく異なりません。
標準体型であれば枕の高さはおよそ3センチであると合いやすいそうです。
女性や細身であれば、もう少し低くても良いかもしれませんが、3センチでおおよそ高さが合います。
そしてがっちり体型であれば、もう少し高くして4センチから5センチとなります。
ちなみにこの枕の高さは、頭や首の重さで枕が沈み込んだ状態の高さのことをいいます。
多少の枕の高さであれば調整可能な枕も出ていますので、オーダーメイドでなくても高さ調整することは可能なのです。
枕の硬さは好みで選ぶ
このように、自分に合った枕選びにとって一番大事なのは高さですが、もちろんそれだけではありません。
他にも枕の硬さや通気性、吸湿性といった要素も、快眠にとって必要な要素でしょう。
硬い枕が好きな人もいれば、柔らかい枕が好きという人もいて、これは好みの問題でもあります。
筋肉量も影響するかもしれませんし、これまでどんな枕を使ってきたかという経験も影響するでしょう。
感覚的な意見にはなってしまいますが、女性は柔らかめの枕を好み、男性は硬めの枕を好む人が多いような気はします。
硬さについては、実際に使ってみて心地良い、肩や首が痛くならないと感じる方を選んだ方が良いかもしれません。
硬さが合っていないと、首や肩の筋肉が緊張して、肩こりや首凝りの原因にもなるので、注意が必要です。
硬めの枕であればパイプやそば殻、柔らかめの枕であればウレタン素材などが代表的です。
通気性や吸湿性の良さも影響する
布団にとっては大事な要素ですが、蒸れにくいか否かという問題は枕も同様です。
蒸れにくい方が心地よいと感じますし、汗や湿気をうまく逃がしてくれることで、快眠しやすくなります。
通気性が良いのはパイプ枕ですし、羽毛やそば殻を使った枕も吸湿性や通気性が良いので、蒸れにくいです。
一般的にウレタン枕は蒸れやすいといわれていますが、通気性を確保することで、快適な寝心地のウレタン枕も増えてきています。
このような点に注意すれば、自分に合った枕はオーダーメイドに頼らずとも見つかります。
是非快眠のためのパートナーを見つけ、睡眠を楽しんでください。