
朝起きると口が臭いのはなぜ?
朝起きて誰かと会話したとき、開口一番「口が臭い」といわれたことはありませんか。
口が臭いことを自覚している人は、息を止めなければ、おはようのキスなんて怖くてできません。
そればかりか、歯磨きを終えるまで誰とも話をしないという人もいるかもしれませんね。
実はいびきをかく人は口が臭いという意見があるようですが、朝起きたときに口が臭いのは、いびきが原因ということでしょうか。
いびきをかくのは中年男性や中年女性に多いようですが、年齢に伴って口が臭くなってしまっただけでは?と疑いたくなってしまいます。
しかしいびきと口臭、まんざら全く関係がないということもいえないようです。
口が臭いって致命的
口が臭いって結構きついですよね。
私の周りには口が臭いことで嫌われている人もいますし、離婚した人もいます。
プライベートだけでなく仕事でも、口が臭い人とはコミュニケーションを取りたくないという人もいるでしょう。
思わず鼻をつまんでしまうほど、臭いがきつくて話もできないというわけです。
口が臭いだけで仕事や人間関係がうまくいかない、ということもあるかもしれません。
口呼吸が口臭の原因
さて、いびきと口臭の関係ですが、確かにいびきをガーガーとかく人は、完全にイメージではありますが、口が臭そうです。
もちろん結論からいえば、基本的にはいびきと口臭は関係がなく、別問題です。
しかしながらこのようにいびきと口臭が結び付けられてしまうのはなぜでしょうか。
実際慢性的な口臭がある人は、内臓になんらかの異常がある人や、虫歯や歯周病、口内炎など歯や歯茎、口の中になんらかのトラブルがある人がほとんどです。
そうした内臓やお口のトラブルがないのに、口が臭いということであれば、寝ている間に口呼吸をしているからかもしれません。
口呼吸をしていると口の中がカラカラになってしまうということはありませんか。
口呼吸をしていると唾液が蒸発しやすくなるため、口の中が乾燥してカラカラになってしまうわけです。
ご存じとは思いますが、唾液は口の中の細菌の増殖を防ぎ、嫌な臭いの発生を防いでくれています。
その唾液の量が少なくなるというわけですから、細菌が繁殖して口臭を発生させる口腔環境になってしまうのは容易に想像できそうです。
いびきを治して口呼吸改善
こう考えると、たとえいびきをかいていなくても、口呼吸で寝ていれば、朝起きたときに口が臭いのはありそうですね。
唾液って臭そうですが、実際そのほとんど9.9割以上が水分でできているため、唾液自体は無臭なんです。
大人の唾液は臭くても、赤ちゃんは口の中の細菌の数が少ないため、唾液が臭くないのです。
歯磨きをほとんどしないと細菌はその数をどんどん増やし、場合によってはその数1兆個にもなるというから驚きです。
歯磨きをきちんとし、口呼吸をやめれば、朝起きたときの口臭がなくなる可能性大です。
いびきをかく人はどうしても口呼吸になりやすいので、いびきを治すための対策を講じた方が良いでしょう。
いびきを治すことで、自然と鼻呼吸できるようになるかもしれません。