アトピーだと感染症にかかりやすいって本当?

疑う女性
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アトピーは感染症にかかりやすい?

私たちを取り巻く空気中には、細菌やウィルスなどの病原体が常に存在しています。

通常私たちの体にはこれらの病原体の侵入を防ぐための防御機能が働いていますが、アトピーなどの疾患にかかると防御機能が低下し、細菌やウィルスの侵入を防ぐことが出来ません。

 

これらの病原体が体内に侵入すると感染症といわれる病気を発症する可能性があります。

アトピーの場合、炎症や乾燥から傷ついた皮膚はバリア機能が正常に働いておらず、容易に病原体は侵入しやすい状態といえます。

皮膚を守るバリア機能とは

アトピーは乾燥肌で皮膚のバリア機能が弱っていると聞きますが、皮膚にはどのような働きがあるのか考えてみましょう。

皮膚には角質層という層がありますが、この角質層には体内の水分の蒸発を防いで、皮膚を保湿する機能をもっています。

 

またアレルゲンなどの異物が体内に侵入するのを防ぐ働きも持っています。

角質層は角質細胞が連なってできているのですが、角質層の細胞間には脂質が接着剤のような働きをして、すき間を埋めています。

 

さらには角質層の表面に皮脂膜という脂成分で覆っているわけです。

細胞間脂質にはセラミドや脂質を中心とした成分で出来ており、その中に水分を含有しているのです。

 

このようにして角質層はバリアを張り、ダニやハウスダストなどのアレルゲン、細菌の侵入を防いでいます。

アトピーの人の肌は乾燥していますが、原因としてセラミドが不足していることが考えられます。

 

また皮膚膜も減少し、角質層に含まれる水分が蒸発して、乾燥敏感肌になるのです。

セラミドが不足すると細胞間にすき間が生じ、異物が体内に入り込みます。

 

体内には免疫が備わっているため、異物を攻撃するのですが、過度にアレルゲンが入ってくると、抗体に過剰な免疫機能が働き、アトピーに発症するというわけです。

免疫力の低下からアトピーに発症していることも考えられますので、侵入した細菌やウィルスに対抗することが出来ません。

 

とくにアレルギー性疾患を患っていると、感染免疫の働きも弱まるため、一層感染症にかかりやすくなるのです。

アトピー患者がかかりやすい皮膚の感染症としては、ヘルペスウィルス感染症や伝染性軟属腫(水いぼ)、伝染性膿痂疹などがあります。

 

アトピーによくあるとびひは伝染性膿痂疹に分類され、主に化膿菌とされるブドウ球菌に感染し赤い湿疹が出来る症状です。

感染症は、体質を改善し、免疫機能を強化することで防ぐことが出来ます。

 

また皮膚から細菌やウィルスが侵入するのを防ぐため、スキンケアを行って皮膚のバリア機能を強化することも有効とされています。

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