アトピーの原因は大人と子供で違う?

くしゃみ
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アトピーを発症する原因とは

アトピーを発症する原因はいくつも考えられます。
しかしいくつもの要因が重なっていることが多いため、アトピーの原因を絞ることも難しいのです。

多くの場合はダニや埃がアレルゲンになることが多いと言われます。
アトピーというと食べ物にアレルギー反応を起こしたと考えがちですが、2,3歳までの乳幼児であれば、その可能性は高いです。

アレルギーの原因は成長とともに変わる

しかし有る程度成長すると、アレルゲンの上位はダニや埃、カビなどのハウスダストが占めるようになるのです。
最近ではマラセチアがアレルゲンの人も増えていますが、マラセチアは皮膚に常在するカビの一種です。

ちなみに乳幼児のアレルゲンが食べ物であることが多いのは、消化器の機能が未成熟であるためであり、未消化のまま食べ物が吸収されることが原因と考えられています。
乳幼児は腸壁にIgAの抗体が少なく、身体に害を及ぼす物質の吸収を妨げることが出来ません。

そのため乳幼児は食べ物に対してアレルギー反応を起こしやすいのです。
特に卵の白身(卵白)はアレルゲンになりやすいと言われ、大豆や乳製品なども要注意です。

また大人になってアトピーを発症する人は、皮膚のバリア機能が低下していることも原因として考えられます。
皮膚のバリア機能が低下していると、異物が皮膚内部に侵入しやすく、石鹸や洗剤に含まれる添加物や、汗、垢に含まれる汚れや細菌、衣類の擦れなどの物理的刺激もアトピーを発症する引き金となるのです。

この他にもストレスなどの心理的要因で自律神経やホルモンバランスの乱れが生じ、免疫力を低下させていることも要因として考えられるでしょう。

フィラグリン遺伝子の異常とは

昨今増加の傾向をたどっているアトピー性皮膚炎、治療にはステロイド剤が使われますが、根本的な治療にはなりません。
アトピー性皮膚炎を治すには、まずその発症の原因を明確にする必要があるでしょう。

アトピー性皮膚炎はアレルギー性の疾患で、皮膚のバリア機能が低下することに起因する皮膚病といえます。
人間の皮膚は通常バリア機能が備わっているのですが、何故このバリア機能が弱くなってしまうのでしょうか。

原因はいくつかありますが、近年注目を浴びているのが、フィラグリン遺伝子の異常によるものです。
この遺伝子に異常があると、皮膚の保湿機能が正常に働かず、バリア機能が低下する傾向にあります。

日本人のアトピー性皮膚炎のおよそ2割はこの異常があると言われています。
また、石鹸などの界面活性剤の使用による皮脂の分解が挙げられます。

人間は毎日生活する以上、皮膚に汚れが溜まっていきます。
汚れを落とすために、界面活性剤が使用されるのですが、皮脂の取り過ぎは乾燥を招き、バリア機能が弱まります。

このバリア機能が低下すると、外部からさまざまな物質が角質層を通過し、ランゲルハンス細胞が異物をアレルゲンとして認識します。
その結果体内でアレルギー反応が起こるのです。皮膚でアレルギー反応が起こると、炎症という形で現れてきます。

ここで、外部からの異物の侵入と書きましたが、どのような物質が異物として認識されうるのかという問題があります。
一般的にはダニやほこりなどのハウスダスト、細菌、化学物質などが挙げられるでしょう。

この他に、アトピー性皮膚炎を発症する原因として、腸内環境の悪化があります。
腸内環境が乱れると、腸管粘膜の免疫力が弱まり、分子量の大きい物質も腸壁を通過するため、免疫異常を起こして、アレルギー反応を起こします。

このように遺伝的な要因も絡んではいますが、それよりも外的要因による影響も無視できません。
この外的要因をいかに遮断するか、また免疫異常を起こさないための対策が必要になるのです。

アトピーの原因はこちらもご覧ください。

化学物質でアトピーになる?

科学の発展によって私たちの生活は豊かになりました。
身の回りには人工的に作られた化学物質で溢れています。

衣類や家具などの生活用品だけでなく、薬やスキンケア用品にも化学物質が使われています。
また食べ物や飲みものにも化学物質が含まれているのをご存じですか。

例えば野菜などに使われる農薬、防腐剤や香料などの食品添加物、水道を流れる水も塩素が含まれています。
化学物質は生活の利便性を増す一方で、私たちの身体を蝕んでいます。

科学の発展とともにアトピーの発症率が増加したのもうなずけます。
海や山のある地方に行き、自然に触れてみると分かりますが、アトピーや喘息などの症状が軽くなることがあります。

これは自然に触れたことと、化学物質を遠ざけたことで身体が持っている自然治癒力が高まることに起因します。
私たちの生活から化学物質を遠ざける努力をしてみてください。

きっとアトピーの症状も改善するかもしれません。
例えばコンビニ弁当を止め、食べ物や飲み物を無添加なものに変えてみます。

昨今ではお取り寄せなどで無添加な食材を手に入れることはさほど難しくありません。
多少値は張るかもしれませんが、アトピーだけでなく健康にも良いのでやる価値はあります。

また洗濯洗剤を変えてみます。
洗剤はどんなにすすぎを行っても、多少は衣類に付着しています。

まして衣類は常に肌に触れるものですから、洗濯洗剤を変えるだけで皮膚への刺激が減り、劇的にアトピーの症状が改善することもあります。
界面活性剤などの化学物質を配合した洗剤を止め、無添加な洗剤に変えてみてください。

それから私たちが住んでいる住居にも大量の化学物質が使われていることは言うまでもありません。
住宅の建材や壁紙には化学物質が含まれています。

シックハウス症候群という病気を聞いたことがあるでしょうが、これも化学物質による影響です。
転居をして部屋が変わったら突然アトピーになった、喘息になったという人もいますが、これも化学物質による影響が考えられます。

特に長い間使われておらず、閉め切ってあった部屋には化学物質が気化し、充満しています。
また湿気によるカビやダニが繁殖している可能性もあるでしょう。

引っ越しをしたらまずは空気を入れ替え、念入りに掃除することをおすすめします。
特にフローリングよりも絨毯や畳の方がカビやダニが多いので注意してください。

空気清浄機を設置するのも良いでしょう。
アトピーの原因は一つではありませんが、原因として考えられることは出来る限り取り除くことが大切です。

ここまでやれば大丈夫と思いこむことで精神的なケアにもなり、アトピー克服の突破口になるかもしれません。

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