
麻の寝具は蒸し暑い日本の夏にぴったり
夏といえば接触冷感寝具ですが、天然繊維にも接触冷感の素材があるのをご存じですか。
天然繊維の中で触れたときに一番冷たく感じる繊維、それが麻なんです。
麻といえば、リネン、ラミー、ヘンプ、ジュートなどがありますが、寝具に使われるのはリネンやラミーですね。
麻の寝具は、高温多湿で蒸し暑い日本の夏に本当にぴったりです。
合成繊維の接触冷感寝具のように冷たいだけで蒸れるという心配も無用です。
天然の接触冷感素材といわれる、健康的な清涼感の麻を使った寝具、一度使ってみてはいかがでしょうか。
麻は寝具にふさわしい素材
麻は吸水性が高く、吸水性の高い綿の4倍もあるといわれています。
通気性が高いため速乾性もあり、発散性にも優れています。
湿気をため込まないため清涼感があり、熱伝導性も高く、触れた瞬間ひんやりするのです。
繊維自体も天然繊維の中でも一番強く、水に強いどころか濡れるほど強度を増します。
当然繰り返しの洗濯にも耐えることができますし、洗うたびに風合いも優しく、肌なじみが良くなります。
布団の大敵は水や湿気ですから、まさに寝具にぴったりの特徴を持った素材、それが麻というわけです。
また麻は天然の抗菌作用があり、汗や皮脂といった汚れや臭いが付きにくく、雑菌が繁殖しにくいのも魅力の一つです。
麻寝具の肌触りと寝心地
では肝心の肌触りはどうかというと、しなやかでさらさらとした感触があります。
麻というと硬いイメージがあると思いますが、リネンやラミーはそんなこともありません。
特にリネンは肌触りも柔らかく、お肌が弱い人も使いやすいといえます。
麻独特のシャリ感があり、肌に触れる接触面積が少ないため、べとつかず、さらさらとした感触です。
使ってみればわかりますが、夏でもじめじめせず、さらっとしてとにかく気持ちがいいのです。
エアコンなどない時代に、蒸し暑い夏を乗り切るために、日本人が麻を利用していた理由が良くわかります。
麻は素材自体が高価なため、寝具として使う人は全体でみると少数派です。
しかしながら、合成繊維を使った冷感寝具にない健康的で、天然の優しい心地よさに人気が集まっています。
おすすめの麻寝具の選び方
では麻寝具を選ぶとき、どんなことに注意して購入すれば良いでしょうか。
やはりせっかく買うなら、麻を100%使った寝具がおすすめです。
生地や中綿に麻以外の素材を使っていれば当然寝心地も変わってきます。
特に肌に触れる側生地の部分には、リネンを1oo%使ったものを選びたいです。
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